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住職日記

2013/05/13

副住職のつぶやきシリーズ②

na tena bhikkhu bhavati yāvatā bhikkhate pare /

vissaṃ dhammaṃ samādāya bhikkhu hoti na tāvatā.(Dhp.266)

他者に乞食をするからといって比丘なのではない。

生臭い特性を身につけているならば、もはや比丘ではない。

 

いやぁ厳しい言葉です。僧侶は「生臭い特性」を身につけていると、もはや僧侶ではない!!

気をつけなければ。。。

ところで「なまぐさ」と言った時、一般的には「肉や魚を食べる事!」と勘違いをされる事が多いですが、ちょっとニュアンスに違いがあります。

ここで言う「生臭い」とは「私は肉が良い。野菜はいらない」とか「魚はサバが良い」などの選り好みの意味のようです。布施に関して選り好みをするな。つまり物質への執着はダメだよ、とおっしゃっているようです。

「あれが良い、これは嫌だ」と、ついつい選り好みをしがちになりますが、その様な気持ちが苦を生じさせる。肝に銘じます。

それにしても仏教はなかなか厳しいです。「〜を食べてはいけない!」制定してくれれば守りやすいですが、「食べてもいいけど、執着してはいけない!」と言っています。自分で自分をコントロールする力が必要とされる宗教ですね。

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