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妙福寺あれこれ

2017/06/01

歯を磨き心の垢を落とす

歯磨きのルーツは古く紀元前から習慣としてありました。麻の繊維を指に巻いて歯を掃除したり、草や小枝を使って歯と歯の間に挟まったものを取り除いたと言われます。
 
そして実は、今のハブラシの原型を広めたのはお釈迦様だと言われています。
お釈迦様は起きてすぐに歯磨きをし、心と体を清めることを習慣としていました。
その時に使っていたのが、歯木(しもく・しぼく)といい、小枝の一端を噛んで房状にした道具です。
日本に歯磨きが習慣として伝わったのは飛鳥時代ですが、これは仏教とともに伝わってきたようです。
意外かもしれませんが、お釈迦様は臭いにうるさかったようです。法話をすることが大切な修行である仏教において、口臭や体臭がきつければ聞く側も集中できませんし、話す側も周りの反応が気になり集中できません。
 
歯磨きや沐浴は僧侶の戒律に定められる程です。
また、五葷(ごくん)といって香りの強い食材(ねぎ、らっきょう、にら、にんにく、はじかみ)なども極力避けるようにされています。
 
古くから僧侶は法話前や儀式の前、心を切り替えたい時に歯木を使い体を清め、そして心を整え場に臨みました。
 
ちなみに歯木はサンスクリット語でdantakāṣṭha(ダンタカーシュタ)と言います。
これは現在のdental(デンタル)の語源であるとされています。
 
歯磨きをしない、という人はまずいないと思います。
しかし歯磨きの時に、歯磨きだけに集中している人はどれくらいいるでしょうか。
子供の頃から習慣化され、当たり前の行為である歯磨きは「ながら行為」がとてもしやすいです。
考え事をしながら、テレビを見ながら、お風呂に浸かりながら、強者になりますと読書しながら磨いている人もいます。
それは非常にもったいない事です。
たった5〜6分ですが、そこに集中することでかなり効果的にリフレッシュできます。
しっかり口内ケアをする事で、口内が清潔になり対人関係にも積極的になれます。
これは自己肯定感アップにつながります。
 
また実際に汚れを除去するので、モヤモヤしていたり、嫌な事があった時など、心の垢を落とすつもりで磨けば、ストレスコントロールにもつながります。
さらに一つの事に集中する事で心が整い頭が整理されますし、手を動かす事で気持ちの切り替えがしやすい非常に効果的な方法です。
 
こうして集中して歯の形状や口内を意識して磨くことが出来れば、当たり前ですが汚れの除去率がアップします。
口内環境の悪化は万病の元と言われますが、1日中何らかの形で働いてくれている歯に感謝の意味を込めて、丁寧に磨いてあげることが健康に生活する事へもつながります。
 
今日からゆっくり丁寧な歯磨きを意識して下さい。
できれば電動ハブラシではなく、手磨き。
複雑な歯の形状、口内を認識するイメージで意識をハブラシの毛先に持っていき磨きましょう。
他の事を考えたり、違う事をしながら磨くのではなく、歯磨きに集中してみます。
これだけの事ですが、歯も心もスッキリすると思います。
 

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