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妙福寺あれこれ

2011/11/01

今月の聖語(平成23年11月)

仏の御意あらはれて
法華の文字となれり。

『木絵二像開眼之事』/
 文永10年(1273年 52歳)

この聖語は、日蓮聖人が木像や絵像の仏像について説明された御書の一節です。
 

仏像は、ただ手を合わせるだけで、理由は分からなくとも癒されます。それは三十二相といって、独特な髪型や眼差し、額の印に象徴される三十二項目の姿の決まりが表現されているからです。

しかし、仏の声だけは書けませんし、作れません。そこで聖人は、その像に経典を供えれば三十二相が備わり、欠けたるところのない仏像になると説明されています。

経典とは釈尊の説法を集めたものですが、対象者によって調節したので内容に深浅が生まれました。しかし説法の対象者を安心させるために、全ての経典はそれぞれ一番勝れていると自称している姿で説かれています。
 
法華経も同じように一番と説きますが、他の経典と大きく異なっているのは、法華経の一文字一文字そのものが釈尊だと言うことです。それは法華経に書いたり、作ることができない釈尊の心が備わっているからなのです。
 
だからこそ聖人は「法華経の一々の文字は、三十二相を備えた仏陀なり」と何度も示され、法華経は釈尊そのものであると説かれたのです。

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